冬の着たきりすずめ、オシャレ欲の減退

週末、楽しみにしていたお出かけがある。さて何を着て行こうか、クローゼットの中を見回す。しかしアイテムが足りない。脳内にあるイメージに近づけない。そりゃそうだ、よく考えたらこの冬買い物などほとんどしていない。そして、実は頼りのイメージすら貧弱で、具体性に欠けることにも気がつく。

「オシャレ」は1日にしてならず。毎朝の気温が0度を下回るようになってから、いつにも増して外に出ない。よって、着たきり雀。さらに、年末年始から続く暴飲暴食&運動不足で、あらゆるところが緩んでいる。ついでに白髪まで…。ちょっと気をぬくとこの有様だ。

"引きこもり"は、わたしにとって有意義な時間の過ごし方でもある。こうやってブログを書き、仕事をし、部屋を整え、適度に食べ、少し寝る。私の心の平穏は、対人環境を整えることと引き換えに得られる。たまにはファッションサイトやフリマアプリを覗く。しかし、深くは考えない。ぼんやりとした着こなしイメージだけが頭に残る。それでひとまず納得したことにする。

10代の頃、近所のスーパーで見かける妙齢の女性達を眺めて、「なんでこんな時代遅れの格好で外を歩けるのだろう」と思っていた。妙齢の女性達。それは今の私だ。時代遅れであること、垢抜けていないことはわかっている。行動が伴っていないだけ。頭の中でなんとなく妄想はできている。だからいいの、やるとき時はやるのよ、ただ今は時間がないだけ、やる気が足りないだけ…。

こうやってオバ化が進む。きゃー